産後の骨盤矯正が流行りだしたのは、ここ最近の話。
今の40代から70歳代の方に話を聞くとわからない人がほとんど。
20代、30代の方に話を聞くと、産後は骨盤矯正をしないと骨盤が開いてしまっていて
矯正をして戻さないとといけないなどと言う人が多くいらっしゃいます。
本来、妊娠初期に胎児が問題なく生まれるために、仙骨が前方に腸骨が後方に動くように【リラキシン】と言うホルモンが骨盤の靭帯を緩ませるために働くのです。
産後は授乳をすることでリラキシンが働き仙骨は後方に腸骨は前方へ3か月から6か月にかけて戻っていく。
しかし、今の現状その働きが綺麗に起こらない場合がほとんどです。
当院でも、患者さんの身体を診させて頂き、ここ何年か前に比べて、身体が子どもでも、悪くなっている傾向があります。
それは当然母体の方も例外ではない筈です。
なので、産後だけではなく産前の身体のケアも必要だと思います。
産後の骨盤矯正もただ骨盤矯正をして鳴らしただけでは、よくなりません。
10か月も身体に胎児がいるということは、姿勢も変わるし、内臓の位置ま変わるし、骨盤だけの問題ではないはず。
産後の骨盤矯正をしなければ、いけないところは次の5つになります。
①脊柱移行部の固着の施術
②腸間膜根への施術
③横隔膜の施術
④腹横筋のリハビリ
⑤会陰部への裂孔及び切開の跡への施術
この5つが本来、行わないといけない施術になります。
お母さんの身体のケアを後回しにしてはなりません。
おろそかにすると、腰痛や骨盤周りの痛みだけではなく、
「尿失禁」や「骨盤臓器脱」を招くこともあります。
そして、それは高齢者になってもです。
後回しにせず、一緒に問題を解決していきましょう。
そね整骨院 院長
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